POT店長のスリランカ紅茶紀行 3日目

8月24日(月)

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昨日の古都キャンディでのさまざまな体験もさめやらぬまま、今朝も腹ペコなポット店長。
朝ごはんは、昨日から続くカレー三昧で、スリランカ人に一歩近づいた気がしてます。
今日はカレーと一緒にホッパーというおわん型スリランカクレープに挑戦してみました。
コックさんのうまい焼き具合に感心し、一通り写真に収めてしまいました。
これで日本でもホッパー屋さんができるかも。。。と夢見てみましたが、なんのなんの焼くのはとても至難のワザだそうです。一部のホテルでは、失敗したコックさんがコソッとホッパーを捨てているのを目撃された方もいらっしゃる位高度な技術が必要です。今朝は、クレープ生地の真ん中に卵を落としてもらいます。お鍋が2つ並んでいる焼いてる姿もかわいらしいです。
お気に入りのダル豆のカレーをホッパーでくるっとまいていただきます。うーん。おいしい。。。フルーツや、水牛のヨーグルトもいただきます。

さて、今日はいよいよ茶園見学の日です。車でまずはヌワラエリヤまで向かいます。
キャンディからティーロードと呼ばれる山道を1時間ほどのぼっていくと、夢にまで見た段々畑の茶園が広がります。ヌワラエリヤは、標高1220m以上のハイグローンと呼ばれる土地で、ブルーフィールドエステートのジェネラルマネージャー、マーゾック・リーさんにお話を伺いました。この茶園では、シルバーチップスとゴールデンチップスが作られていたので、製法を詳しく教えてもらいます。どちらも、茶葉の芯芽の部分だけを出来てから、2日以内に手で摘み、(3日以上経つと出来ないそうです)自然光に乾燥させるだけのとっても貴重で希少なお茶で、とても高価で、地元の人は飲んだことがなく、アラブのお金持ちのお客様に輸出することが殆んどだそうです。
作っている茶園を特別に見せていただき、必死でメモを取り、写真におさめるその私達の後姿は、変な日本人集団だったであろうと予想されます。

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そうこうしているうちに、お茶摘みの女性の方々が、茶園から降りてこられました。
初対面にテンションが上がります。とっても気さくな笑顔で、あっというまに五人も集まってくださいました。なぜか、ガイドのジェームスさんは日本の「シェー」のポーズです。女性たちは頭に、摘み取った紅茶の葉をいれる袋を下げ、12から15キロほどの茶葉をつむそうです。
かなり重いです。スリランカでは殆んどが手摘みと聞き、今まで何も考えることなく紅茶を飲んでいたけどこんな人たちが一生懸命手でつくっていることを知り、感謝し、大切にいただかないといけないなーと感慨深いポット店長でした。
お昼もまたまたカレーをいただき、(相変わらずダル豆と二番手はチキンカレーです)次はいよいよお茶摘み体験に向かいます。ディンブラのタワラキャレー地区に4時までに行かなくてはなりません。おっと。。もう2時過ぎています。
またまた山道をトーマスさんの超特急運転で、セントクームズエステートに向かいます。着いたのが5分前。
お茶摘みの女性たちが待っていてくれました。
お茶摘みしたい人?!ハーイ!と一番乗りで手を上げるポット店長。
試してみますが、籠が以外に重く、髪の毛でつるつるすべり、ギブアップ。。。
すると、見かねたおばあちゃんが、自分の使っているヘアータオル(というのでしょうか?)を「あんたこれ使いなさい」と貸してくれました。
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隣のお姉さんは、両手で器用にぱっぱ、ぱっぱとお茶摘みしています。が、ポット店長はなかなか進まない。。あげくのはてには、おばあちゃんのつんだはっぱをあたかも自分がつんだかのように偽造写真に収めました。。
おばあちゃんの透けるような笑顔に、自分のおばあちゃんを思い出しました。素敵な笑顔でした。
ふと周りをみると、お茶摘みのひとが笑顔で全員集合。みんな、へっぴり腰のポット店長のおちゃつみを楽しそうに見学してました。。。

お茶摘みの方たちにお別れをして、マネージャーさんのピアッセさんの案内でセイロン紅茶の製法を教えていただき、手摘み、化学肥料は使わない、ハイクオリティーを保つためのセイロンティーの作り方を、気がつけば、1時間ほどご説明いただきました。(ホントは4時までなのに!)
スリランカの方は、本当におもてなしの気持ちが強く、お茶に対する熱い思いを持たれている方に多く出会いました。
本当に貴重で心温まる出会いでした。。

おばーちゃーん。ありがとうねー。
夕日に叫ぶポット店長でした。

そろそろ陽もかげり、ヌワラエリヤの市街に戻ります。
市街では、「HOTEL」と書かれた地元の人たちが集うカフェのようなパブのような(なぜか日用品や、化粧品、薬まで売っている、ニセキティちゃんもありました)お店に入ろうと、車をおりたとたん、確か8月やったよね?と顔を見合わせました。「さささむ?い!!」そう、標高の高いヌワラエリヤの夜は、セーターとブルゾンがいるほど冷えるのです。そそくさと「HOTEL」と書かれたホテルじゃない(ややこしい)お店へ。そこでは、現地の「キリテ」と呼ばれる甘―い甘―いミルクティーを体験しました。「キリテ」とは、スリランカの言葉で、「キリ」がミルク、「テ」が紅茶という意味で、ミルクティーのことをいいます。

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作製中のおじさんの様子を観察。アルミの右のコップに粉ミルクとお砂糖を入れて、、、またまた砂糖と練乳(ここのお店のスペシャルだそうです)を入れて(見るからに甘そう!!)左のコップには、コットンティーコジの中のダストの紅茶にサモワールからお湯を入れて。。。それからそれから。。左のコップの紅茶を右に移して、右の紅茶を左へ勢い良くダーーッと。
そう!!このダーーッが見たいがために注文したのでした。
地元の人は、一人一杯を甘―いケーキと平らげるそうな。。。日本のミルクティーの5倍ぐらいの甘さです(ちょっとおおげさ?)
私達は、5人で1杯も飲めなかったのは言うまでもありません。ですが、地元の人のほんとの飲み方を経験できてとても満足顔のポット店長でした。
ちなみに、どうしてもこのキリテの道具がほしくなり、ジェームスさんに頼み込んで、お店をみつけてもらい、ゲットしたポット店長。
サロン・ド・テ アルション本店でのお披露目は、お風呂場での練習の成果(笑)がうまくいくのか乞うご期待です。

そろそろ今夜のお宿の、紅茶工場をホテルにした「ティーファクトリーホテル」にむかいます。
標高が2080mの茶園の中にあるホテルです。スリランカで一番高い山(ぺドルタラガラ山)が標高2550mですから、かなり高いところにあります。行く道は外灯などなく、暗くて何も見えない!!
くねくね山道を上っているのですが、どこに道があるのかもわからない道を登っていきます。
山道の途中で少し小休止。見上げると満天の星空が。。。流れ星に願いを伝えます。
「もっと紅茶のスペシャリストになれますように。。」わりとまともなお願いをしているポット店長でした。

ホテルに到着すると、夜も遅いのに早速あたたかいウエルカムティーが。
カルダモン、クローブ、クミン、氷砂糖を口に含み、その後あたたかい紅茶を流し込むという、初めて飲んだスパイスティー。心も体も温まります。室内の気温は、15度。暖房がないと眠れないほどの気温です。
なぜか、ジェームスさんが半袖で寒そう。。。「上着を忘れてきた」とのこと。おーっとこの寒空でかいな。。突っ込みをいれてしまう大阪人ポット店長。ちょっとちっちゃいけど、よかったらとポット店長のブレーカーをお貸しします。
その日から、彼の写真は、ちっちゃいブレーカーとともに写っているのがなんだか可愛いです。探してみてくださいね。。。

明日はいよいよペドロエステート、最近セイロンの6大銘茶に入ったウダプッセラワ、かの有名なウバハイランズへの長旅です。
体調万全、あたたかくして眠りにつきます。

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