POT店長のスリランカ紅茶紀行 2日目

8月23日(日)

古都キャンディ

早めに眠ったおかげではたまた元気回復、絶好調な翌日は、昨晩の風景とはうって変わり、やしの木がホテルのロビーから見える南国特有の風景です。

まずは、ホテルのダイニングで朝食です。
スリランカの食べ物は、どんなものなのかわくわくします。
とくに腹ペコなポット店長は、目覚めてからそれが楽しみで仕方なかったのです。
(これもどこかできいたことのあるセリフです。。)
srilanka_4.jpg
朝食は、イギリスの面影を強く残しているスリランカならではのこと、食パン、クロワッサン、マフィン、シリアル、スクランブルエッグ、目の前で焼いてくれるオムレツなどの英国調のものが何でもそろいます。南国フルーツ(バナナ、メロン、スイカ、マンゴスチン、パイナップル、オレンジなどなど)、フレッシュフルーツジュースそしてもちろんカレーも豊富です。
スリランカは、主食はお米で、一般の方たちは三食カレーを食べています。カレーもたくさん種類があり、チキン、ダル豆、オクラ、ビーフ、卵、魚などなど、付け合せも、ココナッツや、パパダンといわれるカリカリの付け合せ、マンゴーのチャツネ、サンボールといわれるサラダなど種類も豊富で色々な味が楽しめます。(ちなみにポット店長はダル豆がお気に入りです)

朝の7時からカレーも楽しみ、南国フルーツをたっぷりいただいたあと、いよいよ聖地キャンディに向けて出発です。朝早いコロンボの風景を車の窓から眺めます。すると、道路の真ん中をよろよろとわたるおじさんが。。。その後ろからよろよろとわたる犬の姿も。。。
こちらでは、そんな光景は日常茶飯事。「あぶなーい!!」と叫ぶ私たち日本人団体を
横目に、鮮やかなドライビングテクニックでかわしていく運転手のトーマスさん。
拍手喝さいです。

srilanka_5.jpg
こちらの道路事情は、信号がほとんどなく、タクシーも見ません。
代わりに三輪車のバイクが、市民の足代わり。バスには扉がなく、みなさん手すりにつかまってドアから足が飛び出しています。
見たことのない風景を楽しみながら、少し走ると、パイナップルの屋台がずらり。日本のものより少し小さめで、皮が黄色いパイナップルは、芯までやわらかく食べられる甘いもの。お店のおばさんに頼むと、サササーッと鮮やかな包丁さばき。ここに技ありです。

そのあとは、カシューナッツ屋さんがこれまたずらり。
日本では珍しいチリ味、カレーリーフ入りスパイス味、にんにく味、プレーン味などいろいろとあります。チリ味を気に入り、買い占めます。
お店の入り口に敬虔な仏教徒のしるしのジャスミンの飾りを発見。かわいくてついパチリと撮っていると、どこかから女の子が。。お近づきのしるしにお菓子をあげて仲良くなったところをパチリ。。するとまた、どこかから女の子が。。。こちらの子供たちは本当に人懐っこくて笑顔がかわいい。ひとしきり交流したあと子供たちとさよならし、車に乗り込みます。

srilanka_3.jpg
スリランカという国の文化を知るために、象の孤児院へ。
ここには、50頭ほどの象が生活しているそうです。ジャングルで怪我をしたり、親にはぐれたりした象を保護し、元気にして、また寺院などに引き取っているそうです。スリランカでは、象は神様。交通事故でひいてしまったのが人間ではなく象だと、象の方が罰金が高いそうです。
時間が来ると、50頭の象がいっせいに道路を渡り、川に水浴びに行く姿を見ることができます。象の目をみていると、優しい気持ちになれました。

古都キャンディは、世界遺産にも登録されている古い都市。日本でいえば、京都のような土地でしょうか。キャンディの街は、標高300mほどのなだらかな山々に囲まれた狭い盆地にあり、シンハラ王朝が最後に栄えたのがこのキャンディだったとのこと。
コロンボの都会的喧騒とはちがう落ち着いた風景にほっとするポット店長でした。

そして、いよいよ本物のスパイスの木を見にスパイスガーデンへ。
srilanka_6.jpg
実際になっているカカオや、バニラのつる、カルダモンに、ナツメグ。スパイスって粉になっていたり、粒のものはよく見ますが、木になっているのは初めてです。メモを取り、写真を撮り、必死に勉強します。
シナモンが、木の皮なんてびっくりぎょうてん。確かに、くるくるっと丸まっていましたが、そんなこととはつゆしらず紅茶をくるくるかき回していました。。

カルダモンは、風邪のときののどいたに効くとか、ビャクダンはしみに効く、クローブは肩こりに効くなどスリランカでは、スパイスはアーユルベーダとして、薬として使われることが多いのだそう。ためしに、カルダモンのバームをのどに塗ってみるとすーっとしてすっきりしました。
紅茶にもスパイスティーとして使うと、おいしいだけじゃなく、体にも心にもよいということがしっかりわかりました。
今度お店で新メニューでやってみよう。期待がふくらむポット店長でした。
 
そして、スリランカの紅茶の祖である「ジェームス・テーラー」の軌跡を追い、ペラデニア植物園へ向かいます。ペラデニア植物園は、1867年さび病でコーヒー畑が一面死滅してしまったスリランカで、「ジェームス・テーラー」がコーヒーに代わる植物として、初めて紅茶の苗木を試験的に植えた場所です。その後、キャンディのルーラコンデラで一大プランテーションに発展させた彼は、今でもスリランカ各地の茶園に額が飾ってあるほど、スリランカの人々にとっては、偉大な父。また、紅茶好きな私達にとっても偉大な父です。彼がいなければ、セイロン紅茶は無かったのですから。。。

植物園のあと、彼のお墓に参ります。
お墓は、政府の管轄らしく、許可をいただき、特別にあけていただきました。
キャンディのマハイヤという場所にある、ひっそりとした墓地には、大きな竹や、黄色い花の咲く木が茂っています。墓守のワンちゃんが、数匹。ひっそりと迎えてくれていました。
亡くなった1892年5月2日、このお墓まで、身長2mほどあった彼の棺を、人々は手で担ぎ、48kmも交代で運んだそうです。どれだけ人々が彼を崇拝していたかがわかり、感慨深いポット店長。
私のときも、うちのスタッフが運んでくれるくらいな存在になりたいものだなーと
少々みんなに迷惑な妄想もしてみます。。近づくようがんばります。。。

黄色いお花をお墓にささげて、ジェームステーラーに誓います。
「紅茶をもっと好きになって、たくさんの人に広めますね。」仏教徒ですが、現地の方をまねしてキリスト教式に十字を切ります。
真摯な気持ちになり、ますます紅茶を知りたくなるポット店長でした。