potちゃん店長のフランスフレーバーティーを探る旅 5日目

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第五日目6/25(木)
ゲコゲコ蛙の子守唄を聞きながら、「ジャスミン」の部屋でハイジ寝をしたおかげで目覚めは爽快。
今日はいよいよ香りのふるさと探検の任務遂行日だ。
朝の5:30から起き、ラジオ体操をしながら準備万端で朝ごはんの時間を待つ。(ちなみに朝ごはんは8時から)
フランスではとにかくおなかがすく自称フランス人(フランスかぶれ)のアジア顔のPOT店長。
今朝もすでに5時半でおなかがすいている。

待ちくたびれてやっと8時になり、腹ペコでダイニングへ向かう。
朝ごはんは、ご主人お二人の手作りで、パンは日替わり。マフィンに、クロワッサン、ブリオッシュなどどれも美味しい。ジャムは、自家製。庭のいちじくの手作りジャム。
まさに究極の地産地消。


ロビーさんが、庭で取れたオレンジで絞りたてのジュースを入れてくださった。
これには普段ジュースを飲まないYさんも「美味しい!」と絶賛。
POT店長とYさんふたりで「おいしーねー」「すごいねー」とテンションがあがる。
すると、おや?K隊長の元気がない。
POT店長「隊長どうしたんですか?」
K隊長「おれ。もうパン食べたくない。。。。お茶漬け食べたい、米食べたい」(日本人のため)
POT店長「えーこんなおいひいのにい。。モグモグ」(口いっぱいほおばっている、ジャムが口についている)
K隊長「POT店長フランス人かもな。。。」目がうつろ。。
POT店長「ほんとですか??(喜)モグモグ」
そういいながら、ロビンさんの入れてくれたスペシャルダージリンを頂く。あーおいしい。
ティーブレンダーオリビエさんも「朝はダージリン」とおっしゃっていた。
意外とパンに合うなー。このはっきりした感じも良いし。
日本に帰ったら、まねして朝はダージリンにしてみよう、お客様にお勧めしようとPOT魂に火がつく。どれどれダージリンのPOTの中身を拝見。やはり長―いティーバッグの中にフルリーフが入れられていた。
そのティーバッグを注ぎ口に金具で固定。日本で見たこと有りそうでなさそうなおしゃれ感。メモる。さて、朝食をたんまり頂いて、いよいよ香りのメッカ、グラース市街を探検。
やはりタクシーで20から30分かかる市街へ向かい、フラゴナールの美術館に到着。
様々な香りの歴史がわかる展示をみたあと、街中を歩く。町並みは、まさに南フランスのいでたちで、映画「パフューム」に出てくるシーンそのまま。
グラースは、16世紀初頭に、羊の皮なめしのための、野生のハーブを香り付けに使ったところから歴史が始まったそう。なので、街のいたるところで、羊が旗を持って行進している紋章を見ることが出来る。その紋章がとっても可愛い。
16世紀にイタリアメディチ家の妃 カトリーヌ ド メディシスが、フランス王のアンリ2世に嫁ぐとき、たまたま通りかかったグラースで、香料生産の地に適していることを発見し、研究所を作らせたことが、グラースを香りのメッカにした始まりだという。そういえば街中もなんとなくふんわりと良い香りがするし、歴史がある趣をしている。

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街には、プロバンスやコートダジュールをイメージするような、おしゃれなお店や、建物がたくさん並ぶ。フラゴナールのショップには、良い香りで、パッケージもおしゃれな 石鹸、ローション、ハンドクリームなどなどいくら見ても見飽きないぐらい。
やはり、女性にとっては、香りの文化や、南フランスは憧れの土地であるということを身をもって体験。それがわかるPOT店長もやっぱり女性でした。良かった。。。
普段忘れてるけど。
街中を散策したら、またもやPOT店長の「おなかすいた」が始まる。
必死に店を探してくれるK隊長とYさん。有難うございます。。。

見つけたカフェに入り、バケツいっぱいのムール貝をほおばる。あーしあわせ。。。
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隣のお客さんを見ていると 冷え冷えのロゼワイン。周りをみまわすと、あっちにもこっちにもロゼワインのグラスで乾杯する姿が。。。やはり南フランスでは75%がロゼを作っているだけある。この光景は、知らなかったフランスを知ったうちのひとつだ。
日本でも、夏場に冷えたロゼをお勧めするとお客様はきっと楽しいのではないか?!
美味しいのをK隊長にフランスでみつけてもらおう。メモる。
メモっているPOT店長が隣をふと見ると、そこにはハト使いの姿が。。。。
POT店長「隊長、なにやってんですか????!!」
K隊長「え?えさあげてたら、こいつなついてきよってな・・これ、こいつ」
そういいながら、手にハトを乗せ、操っているK隊長。POT店長Yさん大爆笑。なんか隊長のイメージ変わってきた。実は、犬や動物が大好きな心優しいK隊長なのでした。


気を取り直して、任務遂行。紅茶をオーダーする。
出てきたのは、木箱に入ったティーバッグ!!そこから好きなものを選びポットに入ったお湯につけるというシステム。この選べるシステムは、日本にはない発想だな。ふむふむ。メモる。
グラースの市街には、実際に製品としての香料を作っている工場はほとんどなく、観光客向けに紹介しているところがほとんどだ。

車で少し走った場所に、大きな工場があり、今ではハイテクできっちり管理された1000人ほどの工場で天然香料は作られている模様。そんな近代的な工場でも香りの最終チェックは、今でも訓練された調香師(パフューマー)が鼻で嗅ぎ分けて行うというから、いかにフランスの香りの文化、歴史がすごいかがわかる。
世界で活躍しているパフューマーはほとんどがグラース出身で、あの有名なブランドのシャネルやディオールの香水も、グラースで作られているというからおどろき。
人口45000人の小さな町の6割以上は、香りの仕事に就いているそうだ。
そういえば、シャンブルドットのお客さんも香料会社のマダムだった。すごいなーグラースって。そんなグラースの秘密がだんだんわかり、満足のPOT店長。

そろそろシャンブルドットに戻ろうということになり、タクシーを拾えそうな場所に向かう。しかし、そこにはタクシーのタの字もない。。。
よし。ちょっと待ってみよう。お。きた!!POT店長が手を上げると素通り。なんで?
K隊長「POT店長、今の教習所の車や。。。」鋭い突っ込み。見間違えたPOT店長。
それから20分ほど経って、まだつかまらない。さすがに焦るO型集団。
Yさん「よし、電話してみよう」Yさんがかける。つながらない。。。皆の顔が不安に染まる。
よし、チャレンジだ!POT店長が電話をかけてみる。「アロー?」
うわ!つながった!!まさかつながるとは。。。つながるためにかけたのになぜかあせるPOT店長。
POT店長「あのあの。。。私たち朝の日本人3人組みなんですけど。。。」必死のフランス語。
タクシーの運転手さん「どこにいますか?」
POT店長「えっとえっと郵便局の前です」
タクシーの運転手さん「どこの?」
POT店長「フラゴナールの近所の。。。」
タクシーの運転手さん「わかりました。待っててね。5分でいきます!」
良かった。。。電話つながったし、フランス語通じた。。。
日本に帰ってもっとフランス語を勉強しようと思ったことは言うまでもない。
POT店長固く決心。

無事にシャンブルドットに帰り、またまたダイニングでプチパーティー。
なにやら、ワイン談義や、フランス談義に花が咲く。
異文化交流とはこういうことかぁ。。グラースの風に吹かれながら
物思いにふけるPOT店長。
明日は、ラベンダー畑がやっと見られる。。。
そう思いながらゲコゲコ蛙の子守唄を聞き、ハイジのように眠るPOT店長でした。


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