イタリア ワイナリー視察 Vol.2 (追記あり)

イタリア ワイナリー視察 第2回目はサルデーニャ~驚愕のフェウディ・デッラ・メデューサ~

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初日からトラブルに見舞われましたが(前回参照)、今日からいよいよ本格的にワイナリー視察の始まりです。

まずは、こんなすばらしいイタリアワインがあるのか!?と皆が驚いた、上質でエレガントなワインを数多くリリースするワイナリー「フェウディ・デッラ・メデューサ」に向かいます。
ホテルから車に乗り込み、ホテルのあるカリアリ市街地を抜け、美しい港を横切り、徐々に建物が見当たらなくなり、寂れた工場のようなものが転々とある以外草原と遠くに山が見えるだけの景色が続く。
途中、ため池と風力発電の風車をいくつも見つけた。

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そういえばメデューサの創始者、シクラーリ夫妻の本業もたしか風力発電のコンサルタントだったような。
今頃は日本も暑い上に、震災の影響で国中が節電モードだからいつも以上に暑いやろなーと思いながら風車を眺めていました。

しかしワイナリーに向かっているはずなのにブドウ畑がまったく見当たらない。

これは後でわかったのですが、本来サルデーニャはブドウ栽培に向いていない土地らしく、以前に比べるとブドウ畑はかなり減ったらしい。
途中、運転手のお兄さんが道を間違えたりしながら(笑)約1時間でワイナリーに到着!
映画に出てくるような門が自動で開き、中に入ると、ワイナリーの施設とは思えない高級リゾートホテルのような施設が見える。

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車を降りると担当のソニアさんが出迎えてくださり、お互い自己紹介。
それぞれKOJI(こうじ)、TOMOKO(ともこ)、TSUYOSHI(つよし)、TAKESHI(たけし)と自分の名前を名乗り、そして僕は・・・・
SHINSUKE(しんすけ)・・・長い!!

外国の方に自己紹介するときはいつも語呂が悪く苦労します。
そして今回も。
ここでソニアさんから
「うーん、難しいからあなたはSHIN(しん)ね。」とイタリアでの名前を頂きました。



その後は、荷物を置きにまずは客室へ。
そうなんです、メデューサはワイナリーでありながらホテルも持っているのです。
ソニアさんの後に続き敷地内に入ると、すばらしいロケーションが広がり、客室もとても豪華、テラスからの眺めも絶景でした。
話すより見てもらった方が早いので、写真でお楽しみください。

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本格的な始動はまだ行っていないらしく、所々施工中のような所もあるが、いたるところにメデューサのロゴ、オブジェがあり、ゴージャスの一言に尽きます。
ソニアさん曰く、我々が始めてのゲストだそうで、今回も他に施設を利用している方は無く、全て貸切状態。
部屋の中にはサウナや、ジャグジーがあり、アメニティグッズは何と全てブルガリで統一されている!!
持って帰ったらこれだけで十分土産になるなーと考えていたのですが、仕事で来てそれは出来ん!と我慢しました。(笑)
イヤ、仕事でなくてもあかんやろ!

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なんでも、ワイン造りは第1のプロジェクト。
第2がホテル、レストラン。
最終的にはサルデーニャという土地、地域とつながった、この場所で過ごす時間全てのライフスタイルを提案していきたいとの事。
我々が泊まった部屋は、1泊2,500ユーロ(約30万程度)程度に設定する予定。
世界に轟くスーパーサルデーニャワインを造り、そんなワインを愛してくれる人たちに、本当のラグジュアリーを感じていただきたいらしい。
施設内には、醸造所の他に、160人ほど収容できる、大学の講義室のようなテイスティングルームもあります。

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日本で得た情報からの自分の中での想像と、目の前に広がっている世界観があまりに違いすぎるため、少し修正しなければ。

その後、栽培責任者のアンドレアさんと共にブドウ畑を見せていただきました。
ここに来るまで見た景色にブドウ畑がほとんど無かった理由を聞いてみると、昔はもっとブドウ畑があったが、干ばつや水害などの災害が多く、ブドウ栽培を続けていくにはリスクが大きい場所だとのこと。
何も無い場所だからこそ私たちにしかできないことをやる、できるという信念のもとにプロジェクトを組んだらしい。
海からの風の恩恵を最大限に活かすため、余分な葉を取り除き、干ばつ被害に対応するため、ため池を造り、チューブを這わせ、畑に水を供給しているとのこと。
一般的にワイナリーには樹齢25年以上の古樹があるのだが、ここでは比較的若い樹齢の物しか使わない。
ブドウの酸味、アロマ、糖度を保つため、夜間に手づみで収穫を行うとのことでした。

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栽培責任者のアンドレアさん

畑見学を終え、夜は創業者の奥様、ハイデさんとメデューサのレストランでディナー。
このレストランも豪華な内装で、メデューサ以外の世界中の名の通った高級ワイン達がストックされており、シェフは元ミラノの星付レストランにいたそうで、来年にはミシュランの二つ星を狙っているほどの素晴らしいレストランです。
料理は、モダンで創作的、斬新な物ばかり。
サービスもさすが星付を目指すだけあってスマートで、エレガントな動き。
同じサービスマンとして非常に気になる。悔しいが、同じ男性から見てもかっこいい。

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シェフと一緒に

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当日担当して下さったサービスの二人


ラグジュアリーなひと時を過ごし、メデューサ1日目は終了。
豪華すぎる部屋に戸惑いながら、もてあます程大きなベッドで熟睡です。
----- <追記> ------------------------------------------------------------ 
●フェウディ・デッラ・メデューサ
蛇の髪と人を石に変える目を持つギリシア神話の怪物メデューサの名を冠する新進のワイナリー。
約50ヘクタールのブドウ畑を有し、イタリア屈指のリゾート地でもあるサルデーニャ島の南端に位置する。この地一帯が以前はメデューサと呼ばれていたこともあり、ワインの名前も神話がモチーフになっている物が多い。以前はもっとブドウ畑があったが、干ばつや、水害が多く、ブドウを栽培する土地としてはベストとは言いがたい。しかしワインの品質はむしろ高く、こだわりや由来等のセールスポイントがある良いワインが多い。
このワイナリーは、地ブドウでサルデーニャらしさを追求していくのではなく、洗練された、世界に通用するいわば"スーパーサルデーニャ"を目指している。

メデューサのワインの大きな特徴でもある、重く頑丈なボトルは、コストはかかるがワインへのダメージを考えると最良だという。ラベルの紙も、通常の倍ほどコストのかかる上質の物を使用し、印刷も、エンボス加工を施しているという事がメデューサのこだわりである。