2014/01/17
醤油の旅人 In Champagne and Paris!③
皆々様!明けましておめでとうございます!
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます(*^^*)
いやー、2014年がやってきました・・・
思えば去年もフルートフルートは色々とやりましたが振り返ってみると4月と10月に行いました「お花見」と「BBQ」が一番印象深かったですね。
フルートフルートの近隣にある北新地の複数のお店と合同で行った初の試みでしたが(春は3店舗、秋は5店舗!)、どちらも130~150名の方にお集まりいただいて、たいへん賑やかなイベントになりました。
スパークリングワイン・シャンパンをはじめワインは飲み放題だし、フレンチのシェフたちは全力全開だし、バーテンダーさんはカクテルをがんがん作ってくれるし、焼肉屋さんからは石垣牛がやってくるしまたそれもA5ランクの最高級肉だし、もう規格外の盛り沢山です!
今年も合同イベントを開催したいと思っており、現在打ち合わせを進めております。
確定しだい告知致しますね(^^)/
(今のところ春のお花見イベントは4月13日(日)で予定しております。前回の決定が遅かったので今回は早め早めで。笑)
さてさて今回の本題ですが、前回の続き!フルートフルートの店長&醤油の旅人がフランスのシャンパンワイナリー「ルネ・ジョリー」を訪ね、昔から変わらず使われ続けてきた石造りの地下カーヴの中に入る・・!というところからです。
畑やブドウの圧搾や貯蔵の様子を一通り見せていただいた後、建物内の階段を下り始めました・・・・。
入った瞬間「ひや~」っというか「すーっ」というか、寒いわけではないのですが、ちょうど良い落ち着いた涼しさを感じます。
見渡すと・・・ボトルが文字通り山のように詰まれて!
石の壁で仕切られた部屋ごとにボトルの山がいくつも『でん』『でん』と鎮座しておられます。
一度ワインに加工(一次発酵)したものに酵母(イースト)を加え、封(瓶ビールの蓋と一緒っす。ちなみに王冠と言いまっす)をして寝かせ、瓶の中に炭酸ガスを発生させる工程(二次発酵)を行っております。
手間がかかりますがこの製法でないと「シャンパーニュ」として認められないのです。また、王冠ではなくコルクを使って熟成させるケースもあります。
この状態で数年寝かせた後、出荷前にちょいと不思議な作業がありまして。


△型の板の穴に瓶を斜めに挿します。日ごとにゆっくりと瓶を回しながら板を広げていくと板は平らに近くなり、瓶は逆さまになります。
傾けている間に瓶の中の酵母が口側に向かってだんだんと沈んでいきます。
最後に瓶の口に溜まった酵母を取り除くのですが、これが一苦労(汗)。そして早技!

FOOOOOOOOO!!!!
逆さにした瓶の封を栓抜き(っぽい物)で開けると中の炭酸ガスで口元に溜まった酵母が噴出!!
しかしほおっておくとシャンパンも全部出てしまうので、すぐに指で蓋をして機械にセットしコルクを詰め、瓶にラベルを貼って完成です。


この作業を『澱引き(おりびき)』と言いまして、この通り大変なので今や機械でしているワイナリーがほとんどです。
ですがなんとルネ・ジョリーでは全てのシャンパンの澱引きを手作業でされています!(何本あると・・)
そんな職人のスゴ技をピエールエリックさんが実演してくれました。が・・・なんと最初は失敗(笑)
緊張したのか指でうまく栓が出来ずシャンパンが爆発!!!!!
至近距離にいた私は人生初のシャンパンシャワーを浴びることに(笑笑笑)

気を取り直してもう一回
今度は成功(^^)b
普段はここでコルクを詰めますが、今回は勉強と言うこともあり開けたシャンパンをその場で試飲させて頂きました(^^ヾ

うんまい♪
いや~、本では「この段階でこんな作業をします」と書いてありますが実際に読むのと見るとでは違うものですね(感動・・)なかなか生では見れない貴重な体験でした。
地下での楽しい時間も終わり、地上へ。
行く途中に格子戸の一室を発見。

聞くとここにはピエールエリックさん秘蔵のシャンパン&ワインが眠っているそうで、それを聞いた皆の目が光り(☆∀☆)ましたが昔に鍵を失くして今は開かずの部屋だそうです。
残念、また次回(鍵はどうするんだろ?)
地上へ上がるとそこはルネ・ジョリーの受付になってまして、ななななんと!
以前にさし上げた、大土橋お手製のコルク人形を飾ってくれておりました\(^^*)/
(この春頃、フルートフルートにお越しいただいた際にルネ・ジョリーのコルクで作った人形をプレゼントさせて頂いておりました) 感激!!

見学はこの辺で一区切りしまして皆でランチタイム。
シャーロットちゃんのお母さん、ステファニーさんお手製のお料理を頂戴しながら、あれやこれやと話に花が咲き、お酒も手伝い(見学中もけっこう飲んでましたからね)小宴会。
無事に日本からのお土産も渡すことも出来て一安心。
(浮世絵グッズ・扇子やコースター、美人画を差し上げました)
ここでは料理の話ばかりだったのですが、このシャンパーニュ地方には『これ』と言ってシャンパンを使った特別な料理は無いのだそうです。
ブルゴーニュ地方のように赤ワインを使った牛の煮込みなどそういった郷土料理がワインの名産地には必ずあると思っていたので逆にびっくり。
とは言え、ステファニーさんのお料理も充分美味しく、ボリュームも満点。
現地で味わう家庭料理に現地のシャンパン・・なんて贅沢なっ!
どんどんテンションも上がり↑↑↑、ピエールエリックさんを質問攻め
思いつく限り質問してましたら、少しお疲れになってしまったようで(^^ヾ
次回は紙にまとめてお持ちします^^
さてさてお腹も頭もいっぱいになったところ、ピエールエリックさんからの提案で村を楽しむプランを組んでるとのこと!
こちらはまた次回に紹介させていただきますね。
翌日にはいよいよパリへ。その様子もお伝えさせていただきますので(^^)/
ではでは、今回はこの辺でzzz
Champagne & Saucesoja Bar
FLUTE FLUTE
Le voyageur de saucesoja
TSUTOMU OTSUCHIHASHI
P.S.
いや~、今回もよ~く食べております。
フランスの食卓のボリュームには毎度毎度圧倒されます・・・が、しかしまだその入り口しか見てないことを我々は残りの研修で思い知ることになるのです。
フランス人の胃袋って・・・。