醤油の旅人 In Champagne and Paris!③

皆々様!
明けましておめでとうございます!
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます(*^^*)

いやー、2014年がやってきました・・・
思えば去年もフルートフルートは色々とやりましたが振り返ってみると4月と10月に行いました「お花見」と「BBQ」が一番印象深かったですね。
フルートフルートの近隣にある北新地の複数のお店と合同で行った初の試みでしたが(春は3店舗、秋は5店舗!)、どちらも130~150名の方にお集まりいただいて、たいへん賑やかなイベントになりました。
スパークリングワイン・シャンパンをはじめワインは飲み放題だし、フレンチのシェフたちは全力全開だし、バーテンダーさんはカクテルをがんがん作ってくれるし、焼肉屋さんからは石垣牛がやってくるしまたそれもA5ランクの最高級肉だし、もう規格外の盛り沢山です!

今年も合同イベントを開催したいと思っており、現在打ち合わせを進めております。
確定しだい告知致しますね(^^)/
(今のところ春のお花見イベントは4月13日(日)で予定しております。前回の決定が遅かったので今回は早め早めで。笑)




さてさて今回の本題ですが、前回の続き!フルートフルートの店長&醤油の旅人がフランスのシャンパンワイナリー「ルネ・ジョリー」を訪ね、昔から変わらず使われ続けてきた石造りの地下カーヴの中に入る・・!というところからです。


畑やブドウの圧搾や貯蔵の様子を一通り見せていただいた後、建物内の階段を下り始めました・・・・。
入った瞬間「ひや~」っというか「すーっ」というか、寒いわけではないのですが、ちょうど良い落ち着いた涼しさを感じます。
見渡すと・・・ボトルが文字通り山のように詰まれて!
石の壁で仕切られた部屋ごとにボトルの山がいくつも『でん』『でん』と鎮座しておられます。
一度ワインに加工(一次発酵)したものに酵母(イースト)を加え、封(瓶ビールの蓋と一緒っす。ちなみに王冠と言いまっす)をして寝かせ、瓶の中に炭酸ガスを発生させる工程(二次発酵)を行っております。
手間がかかりますがこの製法でないと「シャンパーニュ」として認められないのです。また、王冠ではなくコルクを使って熟成させるケースもあります。


この状態で数年寝かせた後、出荷前にちょいと不思議な作業がありまして。


 

△型の板の穴に瓶を斜めに挿します。日ごとにゆっくりと瓶を回しながら板を広げていくと板は平らに近くなり、瓶は逆さまになります。
傾けている間に瓶の中の酵母が口側に向かってだんだんと沈んでいきます。


最後に瓶の口に溜まった酵母を取り除くのですが、これが一苦労(汗)。そして早技!



FOOOOOOOOO!!!!

 
逆さにした瓶の封を栓抜き(っぽい物)で開けると中の炭酸ガスで口元に溜まった酵母が噴出!!
しかしほおっておくとシャンパンも全部出てしまうので、すぐに指で蓋をして機械にセットしコルクを詰め、瓶にラベルを貼って完成です。

 



この作業を『澱引き(おりびき)』と言いまして、この通り大変なので今や機械でしているワイナリーがほとんどです。
ですがなんとルネ・ジョリーでは全てのシャンパンの澱引きを手作業でされています!(何本あると・・)


そんな職人のスゴ技をピエールエリックさんが実演してくれました。が・・・なんと最初は失敗(笑)
緊張したのか指でうまく栓が出来ずシャンパンが爆発!!!!!
至近距離にいた私は人生初のシャンパンシャワーを浴びることに(笑笑笑)



 うれしそう!




気を取り直してもう一回

今度は成功(^^)b
普段はここでコルクを詰めますが、今回は勉強と言うこともあり開けたシャンパンをその場で試飲させて頂きました(^^ヾ



うんまい♪



いや~、本では「この段階でこんな作業をします」と書いてありますが実際に読むのと見るとでは違うものですね(感動・・)なかなか生では見れない貴重な体験でした。


地下での楽しい時間も終わり、地上へ。
行く途中に格子戸の一室を発見。



聞くとここにはピエールエリックさん秘蔵のシャンパン&ワインが眠っているそうで、それを聞いた皆の目が光り(☆∀☆)ましたが昔に鍵を失くして今は開かずの部屋だそうです。
残念、また次回(鍵はどうするんだろ?)



地上へ上がるとそこはルネ・ジョリーの受付になってまして、ななななんと!
以前にさし上げた、大土橋お手製のコルク人形を飾ってくれておりました\(^^*)/
(この春頃、フルートフルートにお越しいただいた際にルネ・ジョリーのコルクで作った人形をプレゼントさせて頂いておりました) 感激!!





見学はこの辺で一区切りしまして皆でランチタイム。
シャーロットちゃんのお母さん、ステファニーさんお手製のお料理を頂戴しながら、あれやこれやと話に花が咲き、お酒も手伝い(見学中もけっこう飲んでましたからね)小宴会。
無事に日本からのお土産も渡すことも出来て一安心。
(浮世絵グッズ・扇子やコースター、美人画を差し上げました)

ここでは料理の話ばかりだったのですが、このシャンパーニュ地方には『これ』と言ってシャンパンを使った特別な料理は無いのだそうです。
ブルゴーニュ地方のように赤ワインを使った牛の煮込みなどそういった郷土料理がワインの名産地には必ずあると思っていたので逆にびっくり。
とは言え、ステファニーさんのお料理も充分美味しく、ボリュームも満点。
現地で味わう家庭料理に現地のシャンパン・・なんて贅沢なっ!

どんどんテンションも上がり↑↑↑、ピエールエリックさんを質問攻め
思いつく限り質問してましたら、少しお疲れになってしまったようで(^^ヾ
次回は紙にまとめてお持ちします^^

さてさてお腹も頭もいっぱいになったところ、ピエールエリックさんからの提案で村を楽しむプランを組んでるとのこと!

こちらはまた次回に紹介させていただきますね。
翌日にはいよいよパリへ。その様子もお伝えさせていただきますので(^^)/

ではでは、今回はこの辺でzzz



Champagne & Saucesoja Bar
FLUTE FLUTE

Le voyageur de saucesoja
TSUTOMU OTSUCHIHASHI



P.S.
いや~、今回もよ~く食べております。
フランスの食卓のボリュームには毎度毎度圧倒されます・・・が、しかしまだその入り口しか見てないことを我々は残りの研修で思い知ることになるのです。
フランス人の胃袋って・・・。

醤油の旅人 In Champagne and Paris!②

皆さん、こんばんは。
またまたたいへんご無沙汰を致しております、醤油の旅人・大土橋デス。

毎回が久しぶりで申し訳ありません(^^ゞ

フルートフルートの店長&醤油の旅人がシャンパンの知識をより得るためフランスのシャンパンワイナリー「ルネ・ジョリー」を訪ねたのですが、前回のブログはおもてなしのごちそうをいただいたところで終わっていますね。
すてきなディナーをいただき、そして一夜明け。
いよいよワイナリーに潜入!貴重なワイナリーの内部案内ということで意気込んでいますがまずは朝食を。
そこでヒット商品を見つけました!なんとセルフゆで玉子機!!
生の玉子をお湯の中のポケットに入れ、あとは砂時計をひっくり返して待つだけ。
おもしろすぎて何度もおかわりしてしまいました(^^)
(たまに他の人が私の玉子持っていってましたけどね・・・orz)

 



大土橋がニッチなマシンに喜んでいるところに「ルネ・ジョリー」当主のピエールエリックさんが!なんと可愛いお嬢さん連れで!


彼女はシャーロットさんといい、ルネ・ジョリーで働いているスタッフの娘さんだそう(着ているシャツはピエール・エリックさんの日本土産。過激!)なんでも日本に興味があるとかでこの日のツアーに急遽同行することになりましたとのこと。てな訳で、やたら張り切り始めたおじちゃん一行を乗せ(日本の事を聞きたいはずなのに、おじさんの側から質問攻め)、いよいよ出発です。



ホテルから葡萄畑に向かう途中には支柱の高さだけで100m超の超弩級の風力発電かざぐるまがあったりとのどかな雰囲気。建物?を下から見上げて震えたのは初めてです

到着したのはシャルドネ種(白葡萄)の畑。収穫の約2ヶ月前のようやくちらほらと小さい実が付き始めたくらい。
土の様子は写真の通り石や砂利がゴロゴロ。こんなとこで美味しい葡萄が採れるのか?と思ってしまいそうですが、こんな土だからこそ葡萄が自力で地下深く広く根を張りしっかりと養分を吸収します。
地表の土よりも色々と影響の受けにくい地下に根を張るほうが安全ですし、品質も安定します。
ピエール・エリックさんも土に対しては極力手を加えずなるべく自然なままで置いているそうです。
どうやらうちのプランターでは無理そうですね・・・残念。

 


畑のあとはワイナリーに移動。到着後、まずは・・・記念撮影w
プロジェクターでルネ・ジョリーの簡単な説明を受けて、ようやく(^^ゞ
(ちなみに案内していただいた順に紹介しますので、作る工程と若干ずれますがご容赦くださいm(__)m)

まずはこちらのタンク。ピノ・ノワール(黒葡萄)を使った赤ワインを作っております。
赤ワインといっても白ワインとブレンドして『ロゼ』を作るためのものでルネ・ジョリーでは赤ワインの販売はしておりません(でもちょっと飲んでみたい)
また、葡萄の搾りカスでマール(蒸留酒)を造るワイナリーもありますが、ルネ・ジョリーではマールの製造はせず業者に譲り、肥料などにしているそうです。
マールも飲みたいな~なんて思いましたが「そういった物を造るよりシャンパンに集中したい」とのこと。なんか・・・スミマセン。



(あ、それは体重計じゃないっす。乗っちゃダメですよ)

お次は圧搾機!
ちょっとこちらの機械は変わってます。
葡萄を搾るというと上から圧をかけて下から果汁が流れ出すイメージをされると思うのですが、この機械はなんと横から圧をかけて搾るんです!
中にもこまかな工夫がしてあり、全体が均一に搾られるようになっています。
開発にはピエール・エリックさんも参加されたそう。ブドウ造りだけではなく機械から、この細部にまでこだわる感じが素晴らしい。さすが職人です。

お次はワインの貯蔵庫に。
こちらでは造ったワイン(ブレンド前の言わば原酒)をいくつかの樽に入れ、それぞれに樽のフレーバー等の個性を与えています。
こういった様々な特徴を持ったワインを組み合せる事でシャンパンそのものの個性が生まれます。このあたりはウィスキーなどと共通する部分がありますね。
こちらではそのワインの試飲をさせて頂きましたが・・・美味しい(*^^*)
やっぱり、元が美味しくないとダメなんですね『納得!!』

 


さてさて、ここから地下フロアに潜り、先ほど見た葡萄圧搾機の真下へ来ました。
圧搾一回分の果汁が一つのタンクに入るようにしてあり、ここで一時醗酵が行われます。
機械にはたくさんのボタンがあり、搾る際のリズムや圧力を細かく調整できるようになっています。
数々の基準をクリアして認められて、ようやく世に出れるシャンパーニュ。
こうした「裏側」を見れると、扱う側としてより気が引き締まります!

そののち瓶詰めをされて二次発酵中のためワインが眠る地下のカーヴ(貯蔵庫)に入りました。
以前より建物の地下に古いセラーがあると聞いておりましたが、まさか入れる日が来るとは思っていなかったので感激です(T△T)
ついに・・・

といったところで、ひとまず休憩(^^ゞ
次回はフランス・シャンパーニュ地方で昔から変わらず使われ続けてきた石造りの地下カーヴの中をご紹介させていただきます。
お楽しみに♪


シャンパン&醤油BAR フルートフルート
醤油の旅人・大土橋 努







P.S
本年、フルートフルートにお越しくださいました方々、このブログを見て下った方々、フルートフルートを思い出してくださった方々、そして全世界の皆様へ。

お陰さまで無事に二周年を迎え、そして新しい年へと向かう事が叶いそうです。
これも全て、この小さなお店のことを思って頂いてる皆々様のお陰でございます。

この場を借りて、厚く厚く御礼を申し上げます。
そして、また来年もどうぞ宜しくお願い致します。

あ、私はいつも通り、鹿児島(父方)・熊本(母方)に帰省しますので、現地のお醤油仕入れてきますね(^^)/
どうぞ、お楽しみに♪

【フルートフルート】 4/14(日)お花見大会のお知らせ

皆さん、こんばんは。ガラケー携帯からスマホに替わって約一ヶ月、まだまだ携帯に使われている醤油の旅人・大土橋です(汗)
フランスblogの途中ですが、この度当店『シャンパン&醤油BAR フルートフルート』がイベントをすることになりましたので告知をしに参りました。


その名も『北新地3店舗合同、超お花見大会』(*^^*)!!

『北新地3店舗』というのは
1)イケメソ?二人がやってます(いや、飲んでます?)
  おなじみ我らが『シャンパン&醤油バー フルートフルート』!
2)こだわり女将が切り盛りする(あ、女将言うても後輩です)
  “欧州料理と日本ワイン”のチョイ飲みバル『北新地バル』さん
3)そして、新婚ほやほやほやほやほや(笑)のフランス料理『ル セルクル』さん

以上の3店舗です。
どういう繋がりかといいますと、なんのことはない、僕と店長の後輩だったり元同僚で、仲良しなメンバーなんです。
今回の合同お花見は突然の思い付き?ノリ?から始まった企画なんですが、ここはプロフェッショナル・・・やると決めたら超本気!!!あーだこーだ言いながら(自分らが)より楽しくなるにはどうしたらいいか日々激論を交わしておもしろい企画を練りに練っております(^^)b







『北新地3店舗合同、超お花見大会』
日時:2013年4月14日(日) 12:00~15:00
場所: 大川河川敷広場(JR桜ノ宮駅下車、ドンキホーテ横)

料金: 3,500円(前売り制/当日の受付はありません)
参加受付: 3月30日(土)まで
『シャンパン&醤油BAR フルートフルート』店頭にてお申込みください。
※参加者多数の場合受付を締め切らせていただくことがあります。ご希望の方はお早めに!
★お花見大会内容: 食べ放題&飲み放題!
お料理自慢の3店舗が保障します、クオリティー間違いなし(^^)b
何が出てくるかはお楽しみ~


★雨天時の場合
お花見前日4月13日の17時以降のYahoo!天気をチェックしてください。
4月14日(日)の12:00の降水確率が『50%』以内なら決行です!!

60%以上の場合は『シャンパン&醤油BAR フルートフルート』 『北新地バル』 『ル セルクル』のお店にて14:00~18:00の間、お花見パーティーをいたします。もちろん食べ放題&飲み放題!
豪華でしょう?
え~雨の日のほうがいい!なんていわないで下さいね><




他に何か質問があればお気軽に連絡くださいませ。
シャンパン&醤油BAR フルートフルート
Tel.06-6347-1900

ではでは、皆様のご参加お待ちばしとります(^_^)/▼☆▼\(^_^)

醤油の旅人 In Champagne and Paris!①

皆様、BON JOUR (^^)vそしてハッピーバレンタイン♪
お正月の栄養がお腹周りにまだまだ余っている醤油の旅人こと大土橋です。
年齢のせいでしょうか・・・年々オチナクナッテキテル orz


と。さてさて、今回の内容は・・・なんと『醤油の旅人 In Champagne and Paris!!+てんちょ』
そうです!7月に\フランス研修にいってきます!/というブログを残してはや半年。
本当にフランスに行ったのか?と疑惑も浮上しております。
遅くなりましたが醤油の旅人、フランス修行のお話をさせていただきます。


普段醤油醤油言っていますが僕らのお店『フルートフルート』はシャンパン&醤油BAR。
醤油だけではなく、おいしいシャンパンをおいしいプライスでお楽しみいただけるステキなBARです。
フルートフルートで最もおしているシャンパン『ルネジョリー』を訪ね、本場のシャンパン造りを一から学ぶため店長と大土橋はフランスへ行ってきたんです。



関空より片道15時間の空の旅と2時間の車の旅を経て、まずはシャンパーニュ地方のコート・ドゥ・バール県にあるランドルヴィユ村に到着(2行で済ませてスミマセン)
この日は『ルネ・ジョリー』の五代目当主ピエールエリック=ジョリー氏(37歳・独身・男前・フランス人だけど英語堪能・お茶目さん)と夕食をご一緒する予定。ひとまずホテルに荷物を置きに行こうと部屋にいくと、ベッドの上にこんなものが。

!!!?

なんとベッドの上にあったのは『ルネ・ジョリー』ロゴのキャップとTシャツ!!!
そうピエールエリック氏からのプレゼントだったのです。粋ですね~(―▽―)b

いきなりのプレゼントにアワアワ、あれこれしている間にピエールエリック氏もホテルに到着。
昨年の春フルートフルートでお会いして以来の再会にガッチリと握手。
レストランで会食・・・の前に、まずはテラスでシャンパンをという事に(もう21時でしたが、ありえないくらいに明るかった)



ステキな花壇に囲まれたテラスで頂いたのは、『CUVEE RECIALE RJ』(キュベ・スペシャル・アールジェイ)のマグナムボトル(※通常ボトル2本分デス)。

 

このサイズは初めてでしたが、蜂蜜のような濃厚な香りとコク・・・日本で飲むシャンパンと一味も二味も違う気がしたのは気のせいでしょうか。改めて感動です。


・・と。
僕の写真ばかりじゃアレなんで、たまには店長の写真でも



嬉しそうにシャンパンを注ぐ店長


店長ちょっと酔ってますか?


おかわりに微笑む店長


そしてこの笑顔!!



ひとしきり味わった後にレストランに。
長旅の後なので、少なめにしてくれたそうなのですが・・・けっこう量ありましたヨ(汗)
フランスのボリュームってやつは想像を超えていました。
そして、それが帰国後に悲劇を・・・

でも本当に美味しくて、素晴らしくて、結局人の分までもらって食べちゃいました。
そして、それが帰国後に悲劇を・・・(2回目)


 
■写真左:メロンの三種盛り!な、生ハムメロン!    ■写真右:メインの鴨料理

お料理の一品目はメロン三種盛り。メロンをいろいろなスタイルで♪
写真の右から、メロンのガスパチョ・焼きメロン・メロンのマリネ。
ガスパチョは甘さ控えめに。焼きメロンは粗塩を振って。マリネは地元の葡萄と木苺を使ったブランデーに浸して。
なるほど、こんな料理もあるのか。と、大はしゃぎ(^^)。おもしろいですねぇ。

二品目は鴨料理。
鴨の胸肉はローストに。モモ肉はコンフィにしてからほぐしてコロッケ状に。付け合せはお野菜とジャガイモのリゾット仕立て(型に詰めて、四角く切ってありました)と鴨のソースで。
大きなお皿をいっぱいに使って、実にたっぷり盛ってありました。


 
■写真左:チーズ♪10種類ぐらいをのせたワゴンが来て好きなものを好きなだけ取るスタイル
■写真右:デザートのリンゴパイ


そして、チーズ。
10種類ほどありましたが、すでにお腹パンパンでしたので、この地方のチーズを3種類と大好きなリヴァロを注文。
内容はシャウルス(左上)、ス・マタン(右上)、シャンプ・シュール・バルス(左下)、リヴァロ(右下)となります。
シャウルス、ス・マタンは「今朝」という名前だけあってあっさりした爽やかなチーズです。
シャンプ・シュール・バルスは初めて見ましたがやや癖があり濃厚な感じが。
(日本で探しましたが無かったです)
リヴァロも癖はありましたが、若かったのでそこまで香りはきつくありませんでした。
どれも美味しかった。チーズ最高(^^)b

最後のデザートは温かい林檎のパイの上に冷たい林檎のシャーベットをのせ、周りにカラメルソースを流したものが出てきました。
熱々のパイも美味しいけど、冷たいシャーベットがありがたい~。





たくさんのお話が聞けましたがまだまだ初日。
外に出たら23時・・・でもまだうっすら明るい空・・・なんだか時間が流れるのが遅いデス。

 23時・・?

とは言え、やはり疲れていたのか、布団に入ってすぐに寝てしまいました。
2日目はピエールエリック氏に葡萄畑や実際にシャンパンを造る施設を案内していただきます。

続きはまた次回に。ではでは、おやすみなさいzzz



シャンパン&醤油バー フルートフルート
醤油の旅人・大土橋 努


あ・・・ピエールエリックさんにお土産渡すの忘れてた・・・  made in JAPAN 盛り沢山ですよ(^^)

2013年、醤油の旅人の醤油はじめ


皆様明けましておめでとうございます。
シャンパン&醤油BAR『フルートフルート』の大土橋です。
2013年、本年もフルートフルートをよろしくお願い申し上げます。

事情により、ブログの更新が止まってしまい、結果「旅人が、旅に出たまま帰って来てないのでは?」「フランスに永住したんちゃう?」と知らないうちに行方不明扱いになっていました。
スミマセン、もう大丈夫ですので今年はガンバリマス (^^ヾ

さて・・・記念すべき、2013年ブログの第一弾ですが・・・特に考えていなかったので・・・やっぱりお醤油の話にします(笑)

まずは下の写真にご注目。


こちらのお醤油ですが、普通のお醤油とはちょっと違います。
どう違うかと言うと「魚醤」でして、大豆・小麦ではなく、魚介を塩漬けにして造られます。

今回紹介するこの魚醤は「いしり」と申しまして、イカ(主にスルメイカ)の内臓と塩のみを原材料として、そのほとんどを石川県の能登半島を中心とした地域で生産されています。

香りは・・・

『イカッ!!』

て言いたくなるくらいにイカさんです(まんまでスミマセン)

特徴的ではありますが、とても良い海の香りが致します。
塩漬けから造られますので塩分も高めですが、味も濃くもともと大量に使用するものではありません。少量で十分なアクセントを加える事が出来ます。
使い方としては、現地ではお刺身や煮物に使われるそうです(ラーメン屋さんでも使用しているところがあるとか)、特に加熱をすると、香りがより増しますので、蟹などのお鍋やイカ飯のご飯のお出汁に加えると味も風味もグッと上がります (^^)b


フルートフルートでは、昨年のクリスマスメニュー『冬野菜たっぷり!いしりのバーニャカウダ』に使わせていただきました。

<話し出すと止まらない大土橋の醤油うんちく>
どのように使ったかと言うと、バーニャカウダのソースはニンニク・アンチョビ・オリーブオイルをベースに作りますが、ここに仕上げで「いしり」を少し加えて、最後に火にかけて沸かすんです。そうすると磯のようないい香りが立ち上り・・・美味いです。

次に、なぜ「いしり」は能登を中心に造られているのか?・・・それは能登の富山湾に面する小木港が全国有数のスルメイカの水揚げ港だからです。
これは全ての魚醤に言える事ですが、いくら塩漬けにするからと言っても原料の魚介が傷んでいては美味しい魚醤は絶対にできません。最近は冷凍の技術も進み、保存もしやすくなりましたが、まさに鮮度が命!!
よく「東南アジアの魚醤は臭くて・・・」と聞きますが、製法はともかく原料の鮮度が良くないのはよくあるそうです。
そんな中、この小木港は最適の土地だったのでしょう。

また、いしりが生まれた説ですが、その昔・・・江戸時代後期に日本海を中心に交易をしていた北前船が、東南アジアの魚醤文化(タイのナンプラーやベトナムのニョクマム)を伝えた・・・や、まだ冷蔵庫も冷凍庫もなかった時代、沖合での漁の際に獲れた魚介が傷まないように塩漬けにしたところ、液体が染み出してきて、それが美味しかったので作られ始めたなど、諸説あります。
もともと、お醤油も中国から伝わった金山寺味噌から出た野菜の汁『たまり』から作られていますし、魚醤の産地も秋田の「しょっつる」・兵庫の「いかなご」・石川の「いしり、よしる」など日本海側に集中しています。
普通のお醤油とは違いますが、意外と起源は似ているのかもしれませんね。
これだけでも面白いのですが、他にも素晴らしい点があります。実はいしりには『タウリン』が非常に多く含まれており、栄養面でもたいへん優れているんです。

</ここまで>

そこの奥様っ ぜひ、一家に1本。本当にお勧めです!!!

・・・が、慣れない方にはなかなか使いにくいですよね。
最近はお醤油屋さん(魚醤屋さん?)も色々と活動しておりまして、いしりを使った調味料(ミニサイズや減塩いしり、ポン酢など)に、いしりレシピを開発したりもしています。


皆さん本当に頑張ってはるんです。もしどこかで見かけましたら手に取ってみてください。
興味のある方はフルートフルートに問い合わせをしてもらってもいいですよ~(^^)v

さてさて、あまり長くなると(ワタシガ)眠くなるので、今日はこの辺で・・・。
まだまだお伝えしたい事はた~っぷりあるのですが、続きはフルートフルートにて。

今日もお付き合いいただいて、ありがとうございました。
またまた次回にお会いいたしましょう。

※今回、使用した「いしり」は石川県能登町にある『有限会社カネイシ』さんの商品を使わせていただきました。素晴らしい商品の数々を生産・提供していただき、誠にありがとうございました。


シャンパン&醤油バー フルートフルート
醤油の旅人・大土橋 努


そうそう、ブログが書けなかった「事情」をお客様にお話したところ、「キミ、芸術家タイプだね(笑)」と言われたのですが・・・よくわかりません(^^ヾ?
気になる方はぜひお店まで聞きに来てください。そんなに立派な理由ではないのですが・・・だからかな?芸術家?